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キジバトのヒナのおはなし~命の川 [鳥のおはなし]

私は、学生時代の友達とLINEグループで交流しています。
コロナ渦でも、こうして遠くの友達とつながれているのはいいですね(^^)

このグループのHさんが、お庭に来るキジバトが巣を作ったと
教えてくれました。


動物好きの私たちは、Hさんがキジバトの様子を写真や動画で
お知らせしてくれるのを楽しみにしていました。

せっせと木の上に巣を作っていた親バト。
Hさん・キジバトの卵s.jpg
巣の中に卵を二つ産んでいたそうです!

しばらくして・・動画を見せてくれました。


二羽のヒナが無事に孵っていました(^^)

*Hさんの動画を私のyoutubeにUPしてご紹介を
させていただいています。

元気に育ってね!とみんなが応援していました。

ところが・・・
1羽のヒナが見当たらなくなってしまったそうです・・
Hさんはヒナが下に落ちていないか探してみたそうですが、
見つけることはできませんでした。

残念ですがヒナはなんらかの事故にあって命を落として
しまったのかもしれません・・


1羽残ったヒナです。


親バトから懸命にごはんをもらっています(^^)

みんな、ヒナの成長を心から応援していました。

その後、冷たい雨が続きました。
ヒナが雨に濡れていて、Hさんはとても心配していました。

そして朝、ヒナが巣から落ちて亡くなっていたそうです・・
すぐにお墓を作って埋めてあげたそうですが、
親バトが巣の近くで探して鳴いているのが
切ないです・・と言っていました。

私たち仲間も、残ったヒナの成長を心待ちにていたので
とても残念でした・・・

そして、私が亡くなったヒナさんとおはなししてみることにしました。

キ「いつも覗いてくれていたよね。知ってたよ。」

私「Hさんが覗きすぎていなかったか心配してたよ。」

キ「いつも写真撮ったりしていた。フラッシュはたかないようにしてくれてたから
  大丈夫だったよ。
  いつも覗いていたのを知ってたから大丈夫だよ。」

私「それならよかった。今はどうしているの?」

キ「今は群れの中にいる。川の流れのような群れ。」

私「誰がいるの?」

キ「集合体。私たちは鳥の群れにいる。
  でも全体を見るとたくさん無数の動物がいる。
  一つ一つが輝いて天の川みたい。
  みんな自分の意識があるけど、大きな川の意識もある。
  命の川だと思う。海のような場所に還って、また生まれてくるよ。
  自然のサイクルの中から生まれてくるよ。」

マサト8338さん22264204_s.jpg
BY マサト8338さん
(写真ACからおかりしました。
https://www.photo-ac.com/

私「その希望は叶うの?」

キ「私はまた鳥になりたいな。」

私「種類は決めてるの?」

キ「キジバトの人生をもう一回やりたい。
  そして子育てをしてみたい。
  前は小さな小鳥だったの。シジュウカラ。
  大きな鳥、大きな鳥へと進化していきたい。
  いつかは渡り鳥になりたい。遠くに旅してみたいんだ。
  外国に行ってみたい。
  経験を積んで旅をして、命を深めたい。
  その経験はみんな大きな川の力になるから。
  私たちの人生はそれぞれまた、新しい命を生み出す力になるから。」

私「そうなんだね。みんなが支えあって生まれ変わっているんだね。」

キ「たとえ天敵同士でも、大きな川の上では支えあっている。
  自然ってそういうもの。小さな虫も大きな鳥も動物たちも、
  みんな川の一員。だから憎しみはない。生きることに純粋なだけ。」

私「たとえばその中から人と暮らそうと生まれ変わるのはどんなとき?」

キ「人と近しく感じられたとき。助けられたとき。
  心が交流できたとき。命の一員と思えたとき。」

私「Hさんと親バトさんはそうだったの?」

キ「少し心が近しくなっていた。お父さんとお母さんは何かを
  伝えられたと思う。それを大切にしてほしいな。
  命の一員って思えたと思う。
  だから次は人の近くに生まれるかもしれない。
  私たちに心を向けてくれるだけでもいいんだよ。」

私「ありがとう。次は立派に成長してね!」

キ「大丈夫!きっと生き続けるよ!」

Hさん・キジバトのヒナ.jpg
キジバトのヒナの最後の写真です。

=======================

Hさんと仲間たちがこのメッセージのご感想をくださいました。

千尋、ありがとう[黒ハート]
何だか心が落ち着きました。
今度は無事に、ウチじゃなくていいからキジバトの大人になって、
子育てできるといいな。
親バト達とも一方通行じゃなかったみたいで、
これからも来るのを楽しみにするね。
          ~Hさん

======================
命は巡っているんだね[ほっとした顔]

命の川かぁ…。
宮崎駿監督の「紅の豚」で、戦死した飛行機乗りたちが、
国も敵も味方も関係なく空にゆっくり上がっていって、
川(雲)のように連なっているシーンを思い出した。

なんか、絵本にできそうだね[わーい(嬉しい顔)]
             ~Tさん

=======================

キジバトメッセージありがとうー[揺れるハート]
読んでてめっちゃ癒されました[がまん顔]
ハトもちゃんと目的を持って生まれてきてて、
そして次の目的も見てるんだね…。
話を聞けてホント良かった[わーい(嬉しい顔)]
しかし、大きな川の上では天敵とも
支え合ってるって…深いねぇ[もうやだ~(悲しい顔)]
           ~Oさん

=======================

お話聞かせてくれてありがとう。

紅の豚、またみたくなっちゃったよ~。
先日も書いたけど、魂が引き継がれているのなら…
どこかで生き続けてくれてると思うと、
寂しいのも悲しいのも薄まるよ!
親バトさんたち、そんな近くまできてるんだね[目]

Hさんの家のこと大好きだと思うよ!
          ~Kさん

========================

Hさんのおかげで、みんなと一緒にキジバトさんの成長を
見守れることができて、こうして命の川のメッセージをお届け
できて本当によかったです。

キジバトさんの命を通して、みんなとそして自然のいのちと
つながれたような気持ちがしました。

これからも親バトさんはHさんと心の交流をしていって
くれると思います。

それはきっと、キジバトのヒナさん、親バトさんにとって
次の生まれ変わりへの宝物になると思います。





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カルガモ母子の感謝のしるし [鳥のおはなし]

猛暑が続いていますが、みなさん、お元気でいらっしゃいますか?
静岡は連日35度以上の日々で、昨日は県内の浜松で日本一の暑さに
なってしまいました・・・嬉しくない日本一です。

そんな毎日でも、お盆を過ぎた今日の日差しはちょっと和らいだものに
感じられ、夜は秋の虫の音が聴こえてきます。
季節は移り変わっているんですね・・・

この6月にある公共施設の人工池に突如現れたカルガモ母子さんと
おはなししました。
9羽のヒナを連れて池で過ごしていたお母さんですが、ある日突然、
ヒナを連れていなくなってしまいました。
ずっと見守ってくれていた友達のKさんはとても心配しました。
私も母子さんを見に行って喜んでいましたので、カルガモ母さんと
おはなしをしたら、川に引越ししたとのことでした。

その時の記事がこちらです。
☆カルガモ母さんのおはなし(追記あり)
https://nijino-ehon2.blog.ss-blog.jp/2020-06-17

そして2ヶ月・・・
昨日の早朝、散歩中の私に会いに、カルガモ母さんが成長した子供たちと
会いに来てくれました!
何気なくのぞいた川にカルガモが4羽いて、話しかけてみたらあの母子さん
だったんです!心配してくれたKさんのことも覚えていてくれました。
IMG_20200816_071339.jpg
一番左側にいるのはお母さんです。
他の3羽は子供達です。お母さんより尾羽根が短いです(^^)
白い羽根がはっきり見えるのはオスです。

翌日、ゆっくりカルガモ母さんとおはなししてみました。

カ「あなたたちに会いに来たの。」

私「大きくなったヒナを見せに来てくれたんだね!」

カ「あなたがいつもあそこを通るって知ってたから、見つけてもらいやすい
  場所にいた。子供達、大きくなったでしょ。」

私「すごく立派になったね!」

カ「もう少ししたらお別れだよ。私はもう十分立派に育てた。
  秋までにエサは豊富にあるし、来年はつがう相手を見つけて、
  この子たちも大人になる。
  かつての私がそうしたように、困難を乗り越えて子育てをして、
  この喜びの日を迎えるの。

  子供達が一羽一羽巣立っていく様子は、何者にも変えがたい喜びなの。
  私は生きていてよかったと思う。
  
  子を想う気持ちは人間も同じだと思う。
  ただ私たちは試練が大きいから、早く大人にならなくてはいけない。
  池からすぐに出発したのも、大きな風や雨がくるのがわかっていたから。
  
  私たちにとっては、自然災害は自然の中で守られる。
  私たちは人工物のそばにいるより、子供達の成長には川や海のそばを選ぶ。
  そうして多種多様ないきものと出会って、心を豊かに、体を強くしていくの。
  
  経験に勝る宝はない。
  すべて私たちの生きる糧となる。

  だから人間達も今のこの経験(新型コロナウイルスの経験)を決して
  無駄にはしないで。
  次の時代を生きる智恵を身につけて、生き延びてほしい。

  そして、私が子供を巣立てさせるように、自分の家族と自分自身を
  次の時代に羽ばたかせてね。

  応援してくれて ありがとう。
  見守ってくれて ありがとう。

  その気持ちはいつも私たちに届いていた。
  何かを大切に思う気持ちは尊い。
  種を超えて応援の力ちなる。
  この友情は忘れない。

  私たちを見守ってくれた人たちによろしく伝えてね。
  子供達の姿が感謝のしるし。

  私たちは生きていくよ。今も、これからも。
  あなたたちも生きていってね。」
  
各地でカルガモ母子のお引越しがニュースになります。
あたたかく見守る気持ちはちゃんと届いているんですね(^^)
カルガモ母子が成長のために自然の多い場所に引越しして、
経験を重ねて大人になり、、数多の試練もすべて
次の命をつないでいくためなんですね・・

この新型コロナウイルスの経験も、自然界を生き抜く人間の
試練のひとつだとカルガモ母さんは言いました。
同じく家族とともに生き抜く仲間として、エールを送ってくれました。
種は違っても、同じ地球に生きる仲間として。

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カルガモ母さんのおはなし(追記あり) [鳥のおはなし]

お友達のKさんからメールをいただきました。

20200616_カルガモ.jpg
Kさんからいただいた写真です。

ある施設の人工池にカルガモの親子がいるそうです。
そこは周囲にみどりがあまりなく、隠れる場所も
餌も少なそうで、カラスが狙っていて心配です・・
という内容でした。

施設の職員さんたちは特に何か対策を講じることは
ないそうで、ますます心配なさっていました。

そこでカルガモのお母さんとおはなししてみました。

カ「私はここを選んで子育てをしているよ。」

私「そこだと食べるものや隠れ場所がなかったり、
  カラスに狙われて心配している人がいるよ。」

カ「卵はここが安全だと思ったの。
  ヒナが孵ったらいつかは引越しするつもりだった。」

私「引越しできる場所はある?」

カ「川のほうにいこうと思う。
  早朝とか人がいない時間帯に歩いて移動する。」

私「人の手助けは必要?」

カ「必要ない。ここではヒナは育てられないし、
  (餌をもらったら)子供達は自立できなくなってしまう。
  歩いて遠くてもちゃんと移動するから大丈夫だよ。

  大騒ぎしてほしくない。
  そのほうが怖いから。
  
  早朝の明け方、人のいない時間帯。
  川を少し遡って、下れる道を探す。
  色んな天敵がいるけど、それを乗り越えることも
  生きるために必要なこと。

  この冒険は子供達を強くするし、隠れたり逃げたり、
  飛んだり、次のすみかに向かっていくことは、
  生きるために必要なの。

  大丈夫。見守っていてね。」

私「わかったよ。心配している人にもお伝えするね。」

実にきっぱりと手助けをお断りされてしまいました(^^;)

池の敷地内にカラスよけや隠れ場所、ヒナが大きくなるまで
餌をあげることができるかもしれませんが、人から餌をもらう
ことで大きくなったヒナは、将来自立できずに池にいついて
しまうかもしれません。
そうなると他のカモが集まってきたり、施設側も対処にもっと
困るかもしれません。


有名な三井物産の人工池から皇居へのカルガモ親子のお引越しです。

あたらしいすみかかの移動は本当に心配ですが、
カルガモ母さんの意思が一番自然で正しいことに思います。
その途中で危険があったり、カラスや猫、事故にもあうかも
しれませんが、それもヒナが立派に大人になるために必要な
経験みたいです。

ここは私たちも母の気持ちで見守ってあげましょう!とKさんに
メールさせていただきました。
Kさんはカルガモ母さんはなんて気高くて強いのだろうと
感動してくださいました。
そして、快く見守ってくださることになりました。

☆頑張れ! カモ親子のお引越しに『志村どうぶつ園』が密着
https://www.oricon.co.jp/news/2113106/full/



こちらの記事では、2キロ以上の距離を引越ししたそうです。

この施設のカルガモ親子も無事にお引越しできますように。
数々の試練を乗り越えて、ヒナたちが立派に成長できますように。
みなさんのあたたかい思いは、きっとカルガモ親子に届いて
いることと思います。

========================

あれからKさんからカルガモ親子さんがいません!という
ご連絡をいただきました。
カルガモのお母さんとおはなしをしてみたら、無事に
川にお引越しできたとのことでした。
お引越し前後に3羽のヒナがたどり着けなかったそうですが・・
6羽は元気だそうです。
今は河口のほうに移動しているそうです。
ご心配してくださったKさんに「ありがとう!」と
言ってくれました(^^)

カルガモの親子さんたちの成長とお幸せを応援しています!

ジョウビタキのおはなし~70%の力で! [鳥のおはなし]

先週、山すその散歩道でジョウビタキに話しかけられました。


Daurian Redstart (male) / coniferconifer

ジョウビタキのオスです。(おかりした写真です)

先にジョウビタキの渡りについてご紹介いたします。

日本野鳥の会の「見つけて!ジョウビタキ」
のページから引用させていただきます。
https://www.wbsj.org/activity/event/dr-campaign-201912/


「春から夏の間は、中国の東北部やチベット、
ロシアの沿海地方で子育てをし、秋になると、
日本、中国南部に渡って冬を越します。
日本では10月下旬頃からよく見られるようになります。
スズメほどの大きさで、約2千キロもの旅をしているのです。」

そんなジョウビタキが今の人間界を心配して、
日本海を渡るときのおはなしをしてくれました。

======================

ジ「今、人間は何でおかしいの?」

私「どんな風に感じるの?」

ジ「人があんまり出てこない。よそよそしく見える。
  楽しそうじゃないよ。」

私「今、人間界に怖いウイルスが蔓延していて、
  たくさんの人が病気になっていて、みんな
  うつるのが怖いんだよ。」

ジ「病気が怖いんだね。
  タカやノスリが怖いんじゃないんだ、
  僕達みたいに。
  目に見えないものは本当に怖いね。」

私「不安に押しつぶされそうになっているよ。」

ジ「目に見えるもののほうが怖くない。
  僕らは危険が身に迫るとすぐわかるし、
  自分で切り抜けられる。
  でも飢饉とか天候とか自分の手に負えない
  ことでは、それが過ぎ去るまで待つしかないんだ。

  海を渡るとき、僕らは考える。
  今が潮時か、待つときか。
  それは風の流れを読み、潮の香りを嗅いで
  自分の命を乗せていいか考える。
  一世一代のときなんだ。

  一度海を渡りだしたら止まらない。
  休める島があるまでは。
  運を天に任せるんだ。」

私「その通りだね。
  今、人間もこのウイルスが無事に過ぎ去って
  くれるよう、運を天に任せているよ。」

ジ「渡りのとき、僕達は最善を尽くしている。
  自然には逆らえないけど、僕らの経験や知識、
  自分の体力を判断して、今日はどこまで飛ぶかを
  決めている。

  君ら人間は僕らより知恵や力があるのだから、
  今日、自分を、自分の力でどこまで運ぶのかを
  決められるはずだよ。

  体力を過信してはいけない。
  自然を甘くみてもいけない。
  両方のバランスをとって、最善を尽くすんだ。
 
  自分の体、自然とウイルス
  そのどちらも天秤にかけて、休むとき
  動くときを決めるといい。
  決して無鉄砲になってはいけない。
  自然に負けて命を落としてしまうからね。

  何より自分の体力を過信しないこと。
  70%の余力を残しておくんだ。
  常に闘えるように。
  70%温存しながら休みを作って
  繰り返し飛んでいく。
  そうすればどんな長い距離でも飛んでいける。
  
  決して50%まで使ってはいけない。
  すぐに底をついてしまうからね。
  70%の力で維持できるように気を配って
  毎日進んでいけば、きっとこの闇は
  抜けられるよ。
 
  僕らはそうやって飛んできた。
  そしてそうやって飛んでいく。
  いつも 今までもね。
  自分の70%を大切にして
  信じるといいよ。」

私「どうもありがとう!」

スズメほどの小さなジョウビタキが年に二回、
日本海を渡るのは、まさに命がけのことだと思います。
自分の命を風に乗せるために、70%の力を
常に残しておくこと。
50%ではいけない。70%の余力なんだと。
そうすれば果てしない大海を渡りきることができる。

それはまさに新型コロナウイルスの海を渡りきろう
としている私たち人間にとって大切なメッセージでは
ないかと思います。

コロナウイルスを軽視したり、自分の体力を過信して
何でもないことのように行動することは、
自然を軽視して、命知らずの渡りをすることと同じと、
ジョウビタキは教えてくれました。

iPS細胞の第一人者の山中教授の「新型コロナウイルスの情報サイト」の
TOPページにこんな言葉がありました。

☆山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信
https://www.covid19-yamanaka.com/index.html



「新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではありません。
1年は続く可能性のある長いマラソンです。(中略)
一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じた
最速ペースで走り続ける必要があります。
国民の賢い判断と行動が求められています。」

まさに私たちそれぞれが、ジョウビタキのように
最善を尽くして自分のペースで日本海を渡りきること、
それが自分と家族、大切な人たちを守ることに
つながっていくと思います。

自然とウイルス、自分の体力を天秤にかけて、
動くべきとき、休むべきときを見極めてください。
70%の力で、70%のペースで、この大海を
渡りきれると信じて、希望をもって進んで
いってくださればと願っています。
  

イソヒヨドリのおはなし~人生に歌を♪ [鳥のおはなし]

一昨日、イソヒヨドリの初歌を聴くことができました。
そして昨日、素晴らしい歌声を聴かせてくれました!


Mr / CharlesLam

イソヒヨドリのオスです。
おかりした写真です。



イソヒヨドリの歌声です。車の音やスズメの声も入っています。
二番目の音声ファイルは「もっと聴かせて!」とお願いしたら
近くで聴かせてくれました(^^)

イソヒヨドリとおはなししてみました。

イ「もう春だよ。僕達は歌っているよ。」

私「さっきは素敵な歌をありがとう!」

イ「最近忙しそうだったね。」

私「お義母さんが病気になって忙しかったんだよね。」

イ「みんな寂しがっていたよ。
  君とおしゃべりをしたがっていた。
  僕が歌うことで、またこちらに帰っておいでって
  言ったんだ。
  また僕らとおしゃべりしてね!」

私「ありがとう!そうするよ。
  今日は他に何を伝えにきてくれたの?」

イ「忙しくても歌をわすれないこと。
  心のゆとりとか彩りとか。
  僕ら鳥はいつも大事にしているよ。
  それが人生を支えるんだよ。」

私「その通りだね。
  今、人間の世界では怖いウイルスが流行っていて
  みんな不安がっているんだよ。
  何かアドバイスはある?」

イ「人生の歌を忘れないこと。
  たとえ試練があったとしても
  いつもの日常に彩をそえること。
  草木を愛でたり
  僕らの声にはっとしたり
  自然のいとなみや美しさを
  忘れないこと
  自分のその一部であること
  大地と一緒に息づいているんだと
  忘れないこと
  息をするくらい自然なくらいに
  
  僕らはつながっているんだよ。
  生きていることを忘れないこと
  それは自分を支えるよ。
 
  人生に歌を 心に喜びを
  水を飲むみたいに
  それを自然に思い出して
 
  自分にとって歌とは何なのかを  
  思い出してね。」

私「どうもありがとう!」

イ「僕の歌を聴いてくれてありがとう!」

イソヒヨドリの歌とメッセージが
みなさんのエールになりますように!

大変な時期ですが、みなさん自身の人生の歌を
思い出して乗り越えていけますように!
  


2019年夏のおはなしリクエスト第一段~ヤマガラさんのおはなし② [鳥のおはなし]

おはなしリクエストの第一段、39kumichoさんからの
ヤマガラさんとのおはなしの続きです。

前回の記事はこちらです。
2019年夏のおはなしリクエスト第一段~ヤマガラさんのおはなし①
https://nijino-ehon2.blog.so-net.ne.jp/2019-07-09

【 ヤマガラさんへのご質問 】

今年はずっとおやつをもらいに来ているけど、
それはどうして?虫はちゃんと食べることができてる?

==========================

ヤマガラさんとおはなしをしてみました。

ヤマガラの親鳥(お父さん)がおはなししてくれました。

ヤ「もうちょっと夏がくるころにはエサをやめていいよ。」

私「今年はエサが少ないの?」

ヤ「今年は全体的に虫が少ない。子供の成長が心配だったんだ。
  でも梅雨があけて夏が来る頃には、虫も増えるだろう。
  その頃にはあの子たちも自立しているころだし、
  今からだんだんエサを減らして、夏になったら完全に
  やめてほしい。」

  私たちは自然の中で生きていく力を失ってはいけないし、
  かといって子供が育たないのは辛い。
  今年の春は頼ったけど、夏はなるべく虫を獲って暮らしたい。
  
  ただ今年は本当に虫が少ない。
  大雨のせいだと思う。育ちが悪いんだ。」

私「夏になって虫が増えてきたら餌台は一時お休みでいいんだね。」

ヤ「私たちも心配で、時々様子は見に来るが、
  子供達にはあげなくていいよ。
  人に頼りすぎたら生きてはいけない。
  今年の春のように、どうしてもエサが足りないときは
  力になってもらうけどね。」

私「目安としては7月下旬から8月にかけてでいい?」

ヤ「それで大丈夫だよ。」

ヤマガラさんのおはなしは以上でした。

============================
☆39kumichoさんからのお返事です。


早速お話聞いてくださってありがとうございました。

当方九州ですが、北部在住で今年は梅雨入りがかなり遅れ、
どちらかというと雨不足の感があります。
熊本・鹿児島とは随分違う状況です。ですのでむしろ水不足が
原因で虫も少ないのかと思っています。
こちらでも毛虫やセミはまだ見ていません。

ヤマガラさんの事情、よくわかりました。私も現在の状況は
あまり好ましくないと考えていました。
今年はじめて幼鳥を連れて来たのは虫が少なかったからなんですね。
ヤマガラお父さんの希望通り、餌は例年通りなくしていくことにします。
早速家族にも説明して協力してもらいます。
(私以外の家族もヤマガラさんと親しくしています)

わたしも子育て中の身でして、いつまでも子どもたちを
養っていけるものではありません。
動物も人間も同じだと思います。親の使命は子どもたちを
自立させることです。

どんなに小さく愛らしい鳥でも、巣立ち後すぐに捕食者だらけの
厳しい世界を生き抜いていかなければなりません。
そして次世代に命のバトンを渡していく。
わたしが野鳥に特別な魅力を感じるのはまさにこういうところです。
ヤマガラさんの小さく軽い身体が手のひらに乗る瞬間、
愛おしさ以上に野生動物の誇りや逞しさをずっと感じてきました。
餌台やバードバスを設置しているのは、決してペットにするつもりはなく、
野生の生命力を近くで感じたかったからです。
ですので、これからも適度な距離を保ちつつ、共存していけたらと願います。

お陰様で今後の方針がハッキリしました。感謝いたします。
ヤマガラさん、忙しいところお話してくれてどうもありがとう。

☆その後、39kumichoさんはご家族の皆様とヤマガラさん
への餌やりについて話し合ってくださったそうです。



家族にも話して今後おチビちゃんへの手のひらからの
餌やりは控えるよう伝えました。
最初は「なんで?」と疑問・不満な様子でしたが、
理由を説明すると理解してくれました。
まだ今朝もおチビちゃんがおやつを催促しに来ましたが、
心を鬼にして、餌台から取るように指差すなどして
私なりに努力したところです。
折角信頼してくれたのにと残念な思いは拭えませんが、
致し方ありません。
立派なヤマガラさんに成長して欲しいです。

==========================

39kumichoさん、ヤマガラのお父さんの気持ちを
尊重してくださって、どうもありがとうございます。
ヤマガラの若鳥さんたちの成長を願っていてくださって、
お父さん鳥は喜んでくれていると思います。

39kumichoさんが彼等の生き方や自然界との関わり、
バランスを何より大切に思って接してくださっている
お気持ちがとても嬉しかったです。
ご家族の皆様と話し合ってくださって、若鳥さんの
自立のために手からの餌やりを控えてくださいました。
そのお気持ちはヤマガラさんたちに伝わって、若鳥さんたちは
立派に成長していってくれると思いました。

39kumichoさんのご家族の皆様とヤマガラさんご家族が、
自然界のお隣さんとしてあたたい交流が続いていきますように。

ヤマガラさんとおはなしをさせていただき、
本当にどうもありがとうございました!

(ヤマガラさんは大雨で虫が少ないと答えてくれたのですが、
実際は雨不足のためのようです。
私のほうで少し間違ってとらえてお伝えしてしまったと思います。
アニマルコミュニケーターでも100%完璧ということはなく、
こういったこともありますので、ご理解いただけると嬉しいです。^^;)

==========================

☆夏のいきもの、なぜ?なに?リクエスト、
 まだまだ募集中です!
 詳しくはこちらをご覧ください♪
https://nijino-ehon2.blog.so-net.ne.jp/2019-07-03


2019年夏のおはなしリクエスト第一段~ヤマガラさんのおはなし① [鳥のおはなし]

おはなしリクエストの第一段は、39kumichoさんからの
ヤマガラさんとのおはなしです。

39kumichoさんからは2年前のこのコーナーで
ご自宅のお庭にくるヤマガラさんとの
おはなしをリクエストいただいたことがあります。

記事はこちらです。

☆おはなしリクエスト第三段~ヤマガラさんのおはなし(2017年)
https://nijino-ehon.blog.so-net.ne.jp/2017-07-29


39kumichoさんはヤマガラさんとのあたたかい交流を
続けていらっしゃいました。
今回のご質問です。

============================
毎年6月頃になると姿を見せなくなるヤマガラさんたちが、
今年はどういうわけかずっとナッツをもらいにやって来ます。
しかもおチビちゃんまで連れて。

常設の餌台は冬期限定で今の季節は餌を置かないことにしていますが、
今年はヤマガラさんたちが軒先まできて呼ぶので求められるままに
手のひらでおやつをあげています(たくさんはあげていません)

前回の質問では夏は虫が栄養豊富だから動物食の方がいいと
答えてくれていたヤマガラさん。。
気候のせいなのか、私たちが甘やかしたせいなのか、この状況を
どう捉えていいのかわかりません。
もし彼らのためにならないのだったら、餌やりを控えたいと考えています。

☆39kumichoさんがヤマガラさんがやってくる様子を
もう少し詳しく教えてくださいました。


(写真はすべて39kumichoさんが撮影なさったものです。)

yamagara1(2019.7.8).jpg
今年に入って、ヤマガラさんは2月頃1組のカップルがよく来ていました。
忙しない様子だったので、子作りの準備だなと思いました。

yamagara2(2019.7.8).jpg
yamagara3(2019.7.8).jpg
その後、別の個体(?)も姿を見せるようになり、5月になると
奥さんを連れて来るようになりました。
(2月のカップルと同じかもしれません)

yamagara4(2019.7.8).jpg
yamagara5(2019.7.8).jpg
そしてその子どもと思われる幼鳥(少なくとも3羽)が
6月下旬頃から親に連れられて姿を見せるようになりました。
まだ色の薄い幼鳥が我が家にやって来たのは、私が知る限り
今年が初めてでした。

(後からヤマガラさんに確認したところ、39kumichoさんが
 観察してくださっていた通りの関係性だったとわかりました。
 ①のカップルのヒナさんたちは巣立ち後、別の場所にに移ったそうです。
 このカップルの子供達は②と③のヒナさんたちより早く自立
 したそうです。
 ②と③のカップルさんの巣立ちヒナさんたち(若鳥さん)は
 ④と⑤になるそうです。千尋:記)

親子で来るとまず親がナッツを取っていき、そのあと
少し離れた場所で子どもにあげていました。
最近では親2羽が手のひらからナッツを取っていった後で
恐る恐る手に乗って自らナッツを持っていくようになりました。
子どもだけで来た時は手に乗るのがまだ少し怖いようです。
というわけで今現在我が家に来るヤマガラさんは多くて7羽、
少なくても5羽だと思います。
(ヤマガラは雌雄同じ姿なので個体識別が難しく、確実ではありませんが)
一応巣立ち完了なのか、夫婦単位、きょうだい単位で来ることが多いです。

子育ては我が家ではなく、近くでしているようです。
神社が近いのでそこかな?と推察しています。

時間帯は特に早朝と夕方によく来ています。
我が家は共働きのため日中家にいないのですが、
週末一日在宅していると時間を問わずやってきます。
ですので平日もきっと来て、私たちがいるか
見に来ているんじゃないかな。。

ヤマガラさんにわかるように留守中はレースのカーテンを閉めて
不在をアピールしていますが、今の季節は昼間も多くの鳥が
水浴びに来るので、餌以外の目的でも来てると思います。

オヤツの量ですが、そろそろ夏だし虫があまり獲れなかった時に
少しでもお腹を満たせてあげられればと、直接窓のそばで
催促された時だけナッツを手からあげていました。
(基本的に餌台には置かないようにしていました)
ところが幼鳥さんが来るようになり、おやつは欲しいけど
手に乗るのが怖そうだったので、最近はひとつかみほど
朝と夕方に置いています。
それだけで一日分を満たせるほどは置いていないつもりです。
スズメもよく餌を取っていきますし。

【 ヤマガラさんへのご質問 】


今年はずっとおやつをもらいに来ているけど、
それはどうして?虫はちゃんと食べることができてる?

次に続きます。
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