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アシナガバチがいました! [アシナガバチ観察日記]

アシナガバチ観察日記の続きです。

8月22日に巣からいなくなってから20日ほどたったある日・・
巣があったミョウガの森がだんだんと枯れてきました。
少し切って整理しようかとガサガサと動かしたとき・・・

その中からブイ~ンとアシナガバチが数匹飛び立ちました!
あれ?と思ってミョウガの中を確認すると・・

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アシナガバチがいました!
上部には働き蜂がいて雄蜂を守っています。
(触覚と顔が黄色いのが働き蜂、触覚が茶色で顔が白いのはが雄蜂です。)
巣から離れてこんなところに身を隠していたんですね(驚)
元の巣から20センチくらい上のミョウガの林の中です。

アシナガバチに理由を聞いてみました。

ア「この数だと巣を守るのに自信がないから。
  ここに隠れたら安全だと思った。」

秋に差し掛かると、大きくなってきたアシナガバチの巣を
スズメバチが襲ってくることがあります。
目的はさなぎや幼虫です。
巣を守ろうとした働き蜂はスズメバチに負けてしまいます。

この巣には働き蜂が3匹しかいませんでした。
たった3匹では雄蜂を守れないと思ったのでしょう。
巣を放棄して、ひっそりと身を守る作戦に出たようです。
毎日ミョウガの横を歩いていた私たちも全く気がつきませんでした。
アシナガバチの知恵に感心しました(^^)

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9月15日、弱っていたスズメガを見つけて、葉にとまらせてあげました。
しばらく休んでいましたが、無事に飛んでいきました(^^)

毎日、アシナガバチたちの様子を覗く日々が再開しました。
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9月15日
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9月17日

このように団子になって仲良く身を潜ませています。
触覚を動かしながら互いにコミュニケーションを取り合って、
結構活発に動き回っています。

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9月20日 だいたい1匹の働き蜂が残り、ほかの働き蜂は
狩りに出かけて、雄蜂を養っています。
いつも雄蜂の全面に出て守っている働き蜂。

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9月21日 この日は働き蜂が2匹残っていました。
中央にいる触覚が黄色い2匹がそうです。

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9月22日 雨の日、とうとう枯れてきたミョウガが傾いてきて
しまいました。
台風が近づいていて心配です・・・

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支柱を立てて、麻ひもで結んで倒れないようにしてみました。
働き蜂が緊張気味に見守っています。
(警戒時には羽がV字型になっています。)
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ほかの2匹の働き蜂も前に出てきました。
よほど警戒しているようです。
それはそうですよね。自分たちが止まっている茎が
ぐらぐら動くし、ガサガサひもで結ばれているんですから(^^;)
皆さんはくれぐれも真似しないようになさってください。
危険です・・顔見知りになったとはいえ、私も冷や汗ものでした・・

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9月23日 台風も無事に過ぎ去り、固定していたミョウガの茎も
大丈夫でした。
働き蜂が穏やかな表情で見てくれています。
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雄蜂たちも元気です。
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顔を覗かせる左が働き蜂、右が雄蜂。
かわいいです♪

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9月24日 こちらは働き蜂2匹。
立派な守り手です。彼女たちの働きで、
ここまで存続することができました。

不思議なのはこの働き蜂たちの寿命の長さです。
本来、働き蜂の寿命は1~2か月だそうです。
この子たちはゆうにそれ以上は生きているようです。
女王蜂が不在の今、自分たちが雄蜂を守らなくては・・と
頑張ってくれているように思いました。
すごいですね!

アシナガバチ観察日記、続きます。

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雄蜂の成長 [アシナガバチ観察日記]

いつも更新がゆっくりですみません(^^;)

アシナガバチ観察日記の続きです。

アシナガバチの生態についてネットで調べてみました。

女王蜂は階級フェロモンを出して、働き蜂の産卵を抑制し、
巣の世話に専念するようにしているそうです。

女王蜂がいなくなった場合、働き蜂の制御がなくなるため、
産卵してそこから雄蜂が生まれるのだそうです。
そうなんだ~!と感心しました。

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8月13日 雄蜂が4匹になりました。
1匹の働き蜂が残って巣を守っています。
下のほうにいる触覚と顔が黄色いのが働き蜂、
触覚が茶色くて顔が白いのが雄蜂です。
養い手が増えて、ほかの働き蜂は狩りに行っているようです。

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8月14日 この日も働き蜂が1匹残り、雄蜂を守っています。

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8月17日 

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8月19日
雄蜂だけでの留守番で出かけていることが
多くなりました。

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8月21日 雄蜂は穏やかでやさしい顔をしています。
針がなくて攻撃性がないからかもしれませんね(^^)

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同日の夕方、巣に蜂がいませんでした!
一体どこに行ってしまったのでしょう・・

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8月22日 朝になっても巣は空っぽ・・・

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下からのぞいた様子です。
巣が小さなありにたかられています・・
繭もいくつかありますが、このままでは
巣はどうなってしまうのでしょうか。

アシナガバチが女王蜂との交尾のために解散するのは、
10月になってからが多いです。
あまりにも早い解散で、働き蜂の数が少なかったからか、
自分たちの寿命を考えて早めに旅立ったのでしょうか。

交尾には早すぎる時期に思えたので心配でした。

続きます。



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