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シンジュサン観察日記② [虫のおはなし]

前回の続きです。

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7月13日
すでに葉を巻いて繭になったさなぎの葉っぱを
食べてしまった幼虫。
裸になった繭の上から糸を紡ぎ始めました。

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7月14日
繭だけになってしまった上に更に糸を紡いで、
その上に自分が潜り込みました。
繭がふたつつながった形になろうとしています。

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せっかく繭を作りかけたのに、出てきてしまいました。
二つ繋がっているのは窮屈だったのかもしれません。

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そこへイソヒヨドリがやってきました!
何度かやってきては幼虫を捕まえています。
近くで子育てをしているので絶好の芋虫食堂です(^^;)
幼虫は絶体絶命!!

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私は窓越しにハラハラしてみていたら、
イソヒヨドリは何も捕らずに飛んできました。

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また繭に戻っていきました。

夕方、様子を見に行ったら、幼虫は下に落ちてしまっていました。
うまく繭を作れず、イソヒヨドリに襲われて
弱ってしまったのかもしれません。

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まだ少し元気があったので、軍手をはめて幼虫を木に
戻してみました。
ところが、軍手に強くくっついて離れません(^^;)
無理にはがすとよくないと思い、軍手ごと木に
くっつけてみました。
軍手から木に移ってくれますように。

7月15日の朝、残念ながら昨日の幼虫は弱って下に
落ちてしまっていました。もう戻る力はありませんでした・・
上手く繭を作れないと、消耗してしまってこういうことも
あるんですね・・残念です。

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その代わりに軍手ではアブラゼミが羽化したようです(^^)
別の形で役に立ちました。(夜明けの写真です)

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幼虫のごはんになっている木では、順調に繭が増えています。

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ほかの庭木に移った幼虫は順調に繭になっています。

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これはふたつつながっています。

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様々な木の葉を利用して繭を作っています。
元の木の葉がなくなってしまってもたくましいですね。

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7月16日
更に他の庭木にいる幼虫を発見。

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時間をおいてみたら、木にたくさんの糞をしていました。
べちょーとした大量の糞をした後は、さなぎになる合図なんだそうです。
お孫さんとジャコウアゲハの羽化を観察していたSさんが
教えてくれました(^^)
今までの糞はぽろぽろ下に落ちていましたが、
べちょーの糞は木にくっついています。

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夕方、木ではなくてつる草の葉で繭になっていました。
本当に様々な葉を利用しています。

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裏庭のほうにいた幼虫が繭を作り出しました。
糸の奥に幼虫の姿が見えます。

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こちらも夕方には繭が完成していました。

目視できたところで繭の数を確認しました。
幼虫が元いた木に8つ、ほかの庭木や植物に8つで
計16個の繭が確認できました。
羽化するまでに25日前後だそうです。
できるだけ多くの繭が羽化してくれますように(^^)
引き続き見守っていきたいと思います。

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その夜、アブラゼミの羽化が始まっていました。
生まれたてのセミは美しいです!
(驚かさないように懐中電灯で上から照らして撮影。
 フラッシュはたいていません)

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翌朝、セミは無事に飛んでいったようです。
抜け殻だけが残っていました(^^)

毎日猛暑ですが、虫たちはたくましく生きています。

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