さようなら、アシナガバチ~そして、続く命へ [アシナガバチ観察日記]
アシナガバチ観察日記の続きです。
超ゆっくり連載にお付き合いをいただき、どうもありがとうございます。
9月28日 この日もみんなで固まって穏やかに過ごしています(^^)
手前の触覚が黄色い二匹が働き蜂です。
かいがいしく雄蜂を守っています。
カメラが近かったようで、働き蜂に警戒姿勢(羽根V字)を
させてしまいました(^^;)ごめんね。
9月29日 お尻が見えていますが、葉っぱに
隠れているアシナガバチたち。
てっぺんで見張りをする働き蜂。
10月1日 横から見るとこんな感じです。
やはりてっぺんにいるのは働き蜂。
立派に家族を守っています(^^)
10月2日 働き蜂です。
働き蜂が穏やかな表情です。
観察させてくれてありがとう(^^)
雄蜂たちの様子です。
10月3日
重なり合っている雄蜂たちはの表情も穏やかで、
この巣に家族は仲良しだな~と思います。
数が少ないので、お互いに助け合っているのだと思います。
上が働き蜂、下にいるのは雄蜂です。
10月4日
葉の陰から出ている蜂たち。
これが最後のアシナガバチたちの写真になりました。
この後、女王蜂と出会って交尾するために旅立ったようです。
元居た場所は空になっていました。
本当に本当にさよならです。
旅立ちの瞬間には立ち会えなかったのですが・・・
この日は、空は透き通るようなさわやかな秋晴れでした。
交尾飛行の出立には申し分ない日和でした。
私はまぶしい気持ちで空を見上げました。
5月から見守ってきたアシナガバチ観察もおしまいです。
女王蜂が帰ってこなくなり、繭だけで残されてしまった巣は
家族で支えあいながら巣を存続させ、雄蜂を誕生させました。
たった4匹だけの働き蜂が成し遂げた(1匹は亡くなりました)
自然界の中では小さな出来事だったかもしれませんが、
私にとっては大きな大きな偉業でした。
滅びゆくと思われた中でも最後まで諦めずに生き抜くこと、
そして女王蜂と出会って次の世代に命をつなぐこと。
この働き蜂と雄蜂たちは、自分たちの使命を全うできたと信じています。
コロナ禍の閉塞的な環境や思いの中、彼らの日常に支えられました。
諦めないこと 信じること 支えあうこと 前に進むこと
淡々と日常のことをこなすことが、大きな次も目標、
使命へとつながる道であることを。
私が感じた思いを代弁してくださった記事を見つけました。
東京多摩動物公園のハキリアリの展示についての記事です。
5月の女王アリの死が確認されてから、緩やかに衰退していく
巣とアリたちの様子を展示したそうです。
☆「女王アリが死亡しました」 滅びゆく巣で働きアリが見せた社会性
「老い」と「死」をあえて展示した担当者の思い
https://withnews.jp/article/f0210716007qq000000000000000W08k10201qq000023336A?ref=kijiunder
☆「女王アリが死亡」展示が終了 来園者が見た「強さ」と「変化」
緩やかに迎える滅び「『生きること』の意味」は
https://withnews.jp/article/f0211102001qq000000000000000W08k10201qq000023858A
この記事の中に「信頼できる相手と、いつも通り過ごす終焉」という
言葉が出てきました。
まさに我が家の庭のアシナガバチたちも「信頼できる相手と、
いつも通り過ごす終焉」を迎えられたのだと思います。
それは悲しいことではなく、自然のあるべき姿、生きることそのものに
感じられました。
もし数日後、一か月後、一年後に地球に巨大隕石があたって
生き物がすべて滅亡の危機がさけられなかったらどう生きるのか?
アリたちも蜂たちも、野鳥たちも、自然の生き物たちはすべて、
餌をとり、伴侶を得て、愛の歌を歌い、子供を育て、命を
つなごうとするのでしょう。
そして「信頼できる相手と、いつも通り過ごす終焉」を迎えるのでしょう。
たとえ人間であっても、複雑な思考を持っていて、不安にさいなまれたり、
未来を悲観して絶望的になることがあっても・・・
彼らの生き方を思いだして、本当に生きることとは何かに
立ち戻っていけたら・・と思います。
byくらうど職人様 イラストACから
さようなら、アシナガバチ。
本当にどうもありがとう!
超ゆっくり連載にお付き合いをいただき、どうもありがとうございます。
9月28日 この日もみんなで固まって穏やかに過ごしています(^^)
手前の触覚が黄色い二匹が働き蜂です。
かいがいしく雄蜂を守っています。
カメラが近かったようで、働き蜂に警戒姿勢(羽根V字)を
させてしまいました(^^;)ごめんね。
9月29日 お尻が見えていますが、葉っぱに
隠れているアシナガバチたち。
てっぺんで見張りをする働き蜂。
10月1日 横から見るとこんな感じです。
やはりてっぺんにいるのは働き蜂。
立派に家族を守っています(^^)
10月2日 働き蜂です。
働き蜂が穏やかな表情です。
観察させてくれてありがとう(^^)
雄蜂たちの様子です。
10月3日
重なり合っている雄蜂たちはの表情も穏やかで、
この巣に家族は仲良しだな~と思います。
数が少ないので、お互いに助け合っているのだと思います。
上が働き蜂、下にいるのは雄蜂です。
10月4日
葉の陰から出ている蜂たち。
これが最後のアシナガバチたちの写真になりました。
この後、女王蜂と出会って交尾するために旅立ったようです。
元居た場所は空になっていました。
本当に本当にさよならです。
旅立ちの瞬間には立ち会えなかったのですが・・・
この日は、空は透き通るようなさわやかな秋晴れでした。
交尾飛行の出立には申し分ない日和でした。
私はまぶしい気持ちで空を見上げました。
5月から見守ってきたアシナガバチ観察もおしまいです。
女王蜂が帰ってこなくなり、繭だけで残されてしまった巣は
家族で支えあいながら巣を存続させ、雄蜂を誕生させました。
たった4匹だけの働き蜂が成し遂げた(1匹は亡くなりました)
自然界の中では小さな出来事だったかもしれませんが、
私にとっては大きな大きな偉業でした。
滅びゆくと思われた中でも最後まで諦めずに生き抜くこと、
そして女王蜂と出会って次の世代に命をつなぐこと。
この働き蜂と雄蜂たちは、自分たちの使命を全うできたと信じています。
コロナ禍の閉塞的な環境や思いの中、彼らの日常に支えられました。
諦めないこと 信じること 支えあうこと 前に進むこと
淡々と日常のことをこなすことが、大きな次も目標、
使命へとつながる道であることを。
私が感じた思いを代弁してくださった記事を見つけました。
東京多摩動物公園のハキリアリの展示についての記事です。
5月の女王アリの死が確認されてから、緩やかに衰退していく
巣とアリたちの様子を展示したそうです。
☆「女王アリが死亡しました」 滅びゆく巣で働きアリが見せた社会性
「老い」と「死」をあえて展示した担当者の思い
https://withnews.jp/article/f0210716007qq000000000000000W08k10201qq000023336A?ref=kijiunder
☆「女王アリが死亡」展示が終了 来園者が見た「強さ」と「変化」
緩やかに迎える滅び「『生きること』の意味」は
https://withnews.jp/article/f0211102001qq000000000000000W08k10201qq000023858A
この記事の中に「信頼できる相手と、いつも通り過ごす終焉」という
言葉が出てきました。
まさに我が家の庭のアシナガバチたちも「信頼できる相手と、
いつも通り過ごす終焉」を迎えられたのだと思います。
それは悲しいことではなく、自然のあるべき姿、生きることそのものに
感じられました。
もし数日後、一か月後、一年後に地球に巨大隕石があたって
生き物がすべて滅亡の危機がさけられなかったらどう生きるのか?
アリたちも蜂たちも、野鳥たちも、自然の生き物たちはすべて、
餌をとり、伴侶を得て、愛の歌を歌い、子供を育て、命を
つなごうとするのでしょう。
そして「信頼できる相手と、いつも通り過ごす終焉」を迎えるのでしょう。
たとえ人間であっても、複雑な思考を持っていて、不安にさいなまれたり、
未来を悲観して絶望的になることがあっても・・・
彼らの生き方を思いだして、本当に生きることとは何かに
立ち戻っていけたら・・と思います。
byくらうど職人様 イラストACから
さようなら、アシナガバチ。
本当にどうもありがとう!
2021-11-21 10:26
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