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アシナガバチとの出会い [アシナガバチ観察日記]

アシナガバチ観察日記のスタートです。

(注意)私は10年以上前から5年以上にわたって
アシナガバチを観察してきた経験があります。
経験上、アシナガバチが怒っているとき、落ち着いているときが
わかってきたので、今まで刺されたことはありません。
それでもいつも刺される危険ははらんでいます。
アナフィラキシーショックを起こすことがあり、
大変危険です。

アシナガバチの生態に不慣れな方がむやみに巣や蜂に
近づくのは大変危険です。
私の真似はしないようになさってください。
見かけたときは脅かさないように静かにそっと離れるように
してください。
決して刺されることのないようにご注意ください。

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5月26日の夕方、我が家の庭にアシナガバチが巣を
作っているのを見つけました。
見つけてくれたのは義母です。
デイサービスからの帰りに、たまたま女王蜂がみょうがの林
(みょうがが立派にしげっていて林のようになっています。)
の中に飛んでいくのを見つけてくれました。
それまで私は全然気が付きませんでした(^^;)

RIMG0015.JPG

覗き込んでみると、巣はかなり大きく立派になっていました。
この大きさだともう一ヶ月以上はたっていると思います。
そうか~ここでせっせと生きていてくれたんだ!と感激でした。

私が最後にアシナガバチの巣の観察をしたのは2016年以来です。
そのときの巣は、途中から女王蜂が帰ってこなくなってしまい、
幼虫は全滅してしまいました・・
その後、我が家で巣を作ることはなく、飛んでいる姿や庭にいる
姿を観察していただけでした。
実に5年ぶりだったので感激でした!!

このアシナガバチは、セグロアシナガバチのようです。
久しぶりにネットで判別方法を調べてみました。
アシナガバチと接触するのは久々なので、まずは女王蜂に
警戒心を解いてもらわなくてはなりません。
最初の二日間は日に何度か静かに覗き込んで、敵意がないことを伝え、
私という人間になれてもらいました。

RIMG0014.JPG
二日後には、警戒して羽をV字にすることはなくなり、
静かに見返してくれるようになりました。
そうなってから写真撮影をスタートしました。

RIMG0016.JPG
5月29日、巣材であるパルプを運んできて、やわらかくして
口を使って巣を拡張しています。
越冬して目覚め、巣を作り、幼虫を育てる作業を
たった1匹の女王蜂が行っています。
それは幼虫が働き蜂になるまで続きます。
本当にけなげです。(感涙)

RIMG0033.JPG
5月31日、巣の中の幼虫にごはんをあげています。
芋虫などを肉団子状にして柔らかくなるまでなんども
噛んだものを少しずつ与えます。

RIMG0037.JPG
女王蜂がきれいな全体像を撮らせてくれました(^^)
アシナガバチの形はとても美しいと思います。

RIMG0042.JPG
5月31日、同じころに観察していたムクドリのひなが
この日に巣立ちました!

RIMG0046.JPG
親鳥とは毎朝挨拶したり、鳴きかわしをして楽しんでいました。

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巣だった後も、何度かひな鳥たちを連れて会いにきてくれました。

RIMG0048.JPG
6月1日、女王蜂が肉団子をくわえています。
幼虫のごはんです。

RIMG0050.JPG
6月2日、この日がこの女王蜂で会えた最後の日でした・・

RIMG0051.JPG
6月3日、この日を境に女王蜂は二度と巣に戻ってくることは
ありませんでした・・・
こういうことは時々あります。出かけた先で事故にあってしまったり、
何かの形で命を落としてしまったのでしょう・・・
自然界は厳しいです。

そして、幼虫だけが残されてしまいました。

続く



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