SSブログ

ちびことの最期の日々③ [猫のおはなし]

7月9日に旅立ったちびことの最期の日々について綴っています。

<お願い>


ちびこは最期の日まで吐いたり下痢や発作もなく
穏やかにお見送りをすることができました。

動物の家族の終末期をお迎えするにあたって、
上記のような症状や辛そう、苦しそうな場合は
必ず獣医さんへの診察やご相談をなさってください。

出来れば症状が落ち着いているときに獣医さんと
ご家族の皆様とでどのようにお見送りをしてあげたいかを
話し合って、悔いのないお見送りをしていただけたらと
心から願っています。

よろしくお願いいたします。

=====================================

7月6日、ちびこからもう旅立ちの準備に入っているという
メッセージを受け取りました。

ごはんを食べないだけで、見た目はいたって穏やかなちびこです。
望みどおりに過ごさせてあげようと決意しても、私の心は
揺れていました。


SNAPアニマルヒーリングも毎日送ることにしました。
ちびこのガイドさんからは「ちびこの希望通りに」という
アドバイスでした。

その日の晩も、ちびこの希望の100CCの点滴では脱水が心配で、
いつもの200CCを点滴しました。
翌日には体調が回復して、食欲が戻ってくれるのではないかと
思ったからです。

PXL_20210707_111023105s.jpg
7月7日の夜中です。
点滴のあと、ちびこは体が重そうでしんどそうでした。
代謝が落ちていて、もし200CCの点滴がうまく排出
されなかったら、肺水腫や腹水がたまってしまう場合があります。
ちびこの希望通りに少なめの点滴にすべきだったと後悔しました。

ちびこはこまめにトイレに行って、朝にはだるさも
なくなったようで、リラックスして横になっていました。

早朝にちびこと話してみました。

ち「体調はどう?」

私「点滴も全部抜けたし、体が軽くなって楽になったよ。」

私「今日は点滴してほしい?」

ち「150ccくらいかな。多いと体がだるくなる。」

私「ほかにしてほしいことはある?」

ち「体をなでなでしてほしい。通りすがりでいいよ。
  心配のまなざしで観ないでほしい。
  私は今幸せなんだから。」

私「どんなふうに幸せ?」

ち「体が軽くて楽になったし、みんな優しくしてくれるし。
  もう何も要求されない。あるがままの自分でいられる。
  もう食べることも飲むことも自分の好きにしていいし。
  魂に近くなってる。
  
  今はただ自分の時間を大切にして、最後の地上の名残を 
  感じて、愛おしい体を置いていくよ。」

私「もう食べたり、飲んだりするようにしなくてもいいんだね。」

ち「今食べたら吐いてしまうし、下痢になってしまう。
  この心地よさを留めておきたいんだ。
  体は脱水していないし、水だけでもういい。
  だから心配しなくていいんだよ。
  望みどおりにしてもらってるよ。」

私「安心したよ。そのままゆっくり過ごしてね。
  あと希望はある?」

ち「天に還るときまで、私はいつもどおりのちびこでいるから。
  食べたり飲んだりすること以外はいつもどおり。
  まるで病気をしていないみたいに。
  ゆっくり旅立っていくよ。
  それをかなえてくれたら嬉しいな。
  写真をいっぱい撮っていいよ。
  最期のときまで一緒にいようね。」

私「そうしようね。隣の部屋で寝ていい?」

ち「そばだとかえって気が散るから(ちびこがです。)
 隣がいいな。時々様子を見にきてくれればいいよ。
 夜もそれでいいよ。」

私「そうするね。」

6日夜から7日の朝にかけて、簡易布団を持ち込んで
ほぼ寝ずの番でちびこに付き添っていました。
ちびこにはそれは勘弁して・・と頼まれました(^^;)
私の心配しすぎはちびこにとっては気が散るようです。
昼間は隣の部屋でたっぶり仮眠を取りました。

実は昼間から夜にかけて3回ほど口元においしそうなものを
もっていったのですが、断固として拒否されて、別の場所に
歩いていってしまいました・・・
私もなかなかあきらめきれない気持ちをもてあましていました。

今思うと、自分のそういう気持ちも大切にしてよかったです。
そして、ちびこもわかってくれていたと思います。
動物はとても優しいです(^^)

夜は少なめの点滴をしようとしたのですが、ちびこは
点滴を嫌がって逃げていきました。
点滴はいつもおとなしくさせてくれたので初めてのことです。

早朝のときはしてもいいと言っていましたが、もう点滴は
体の負担になると自分で判断したみたいでした。
嫌なら無理にするのはやめようと主人と相談して、
以降点滴はしていません。

PXL_20210707_115008460.jpg
ちびこの周りでは、いたずらティナが走り回ったり、
みい太や犬のクッキーがのんびりといつもどおりの
穏やかな時間が流れていました。

PXL_20210707_111058527s.jpg
ちびこは板の間に横になっていることが多かったです。
硬くないかな、冷たくはないかなと思ったのですが、
ひんやりしているところにいたかったそうです。

終末期でタイルや廊下などに寝そべっている子もいるそうです。
その場合は、好んでその場所にいる場合もありますので、
そこにいさせてあげることも大切かもしれません。

7日のちびこは家族に囲まれて嬉しそうに過ごしていました。

ちびことの最期の日々④に続きます。



nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。